第2回居心地のよい「場」のつくり方講座
2018.12.16

第2回居心地のよい「場」のつくり方
「会議のやり方と活動の振り返り方」

12月8日(土)13:30~16:30
講師:長田英史氏 NPO法人れんげ舎 代表理事
参加者:25名(内市民活動団体14団体22名 個人4名)
講座のテーマは「会議のやり方」「振り返り会」について

想いは同じでも考え方はそれぞれ違って当たり前。異なった個人の考えから納得してひとつの意思決定をする場が会議です。この講座ではまず参加者全員が納得するための会議のプロセスを学びました。

1.会議のやり方・プロセス

①提案:なんのために(目的)となにをしたいか(方法、内容)を必ずセットにして提案します。
②質問:提案の気持ちや内容を全員が理解するための質問です。質問に答えることで提案内容がまとめられ、よりわかりやすいものになります。
③意見:全員が提案について理解してから、意見です。まず「目的」について賛否を確認してから「内容、方法」について意見を述べます。意見には必ず理由を添えます。
④修正:議論の結果、提案が修正された場合、全員がわかるようにホワイトボードなどに書いて確認します。
⑤承認:全員が納得して承認となり、「拍手」などを司会者が確認して終了です。

全員一致で決められないこともあります。その場合の決め方も事前に会議で決めておくことが納得できるプロセスにつながります。


☆2回目ということもあり参加者からは積極的に質問があがっていました。

2.活動の振り返り会

活動の反省を次に活かすための振り返り会は「感想会」と「総括会議」の二つの方法を組み合わせて行います。

「感想会」では、感じたことを共有し、その場で完結させます。次に「総括会議」で全体を評価し、改善案など今後の運営に引き継ぎます。「総括会議」は会議と同じプロセスを経て総括への処理をします。

当日の場は事前の準備(会議)とふりかえりでできています。準備がよければ当日の場はきっとよいものになります。反省会ではなく総括会議で課題の改善案を決定、承認すれば次回に活かせます。団体の活動、当日の場は「会議」が支えています。


☆みなさん納得のほほえみです。

みなさんの団体の会議はいかかですか。納得した意思決定ができていますか。いまひとつ会議がうまくいかない、なにも意見が出ない、意見がまとまらないなど感じている方はこの「会議のプロセス」を考えてみるのもひとつの方法かもしれません。

参加者の感想

・やりたい事ばかり考えていて実際の運営や会議については考えていなかったのでとても勉強になった。
・場を作る前に受けられて本当に良かった。
・前年と今年の2回受講です。大事なことをすぐに実行します。
・会議の仕方が積みあがっていなかったことが振り返られた。
・メンバーにとって居心地の良い集まりにしていきたい。
・会議のしくみを考えるいい機会になった。
・普段の会議を客観的にみることができた。
・ありのままの自分そして自分らしい場づくりの基礎や方法を学ぶことができた。
・会議のやり方を見直すだけでいくつかの問題が解決できることに気づけた。
・うなづけることがたくさんあり、対策にもつなげられそう。