2022年度 ニッセイ財団 高齢社会助成 地域福祉チャレンジ活動助成(締切 2022/5/31)
2022.2.26

(公財)ニッセイ財団

・超高齢・人口減少社会を活力あふれる社会へ

ご高承のとおり、国民の生活水準の向上、医療体制の整備、医療技術の進歩、健康増進などにより、平均寿命は世界トップクラスの水準となり、世界のどの国も経験したことのない超高齢社会を迎えています。また、少子化に伴う人口減少と75歳以上の高齢者の急増による人口構造の不安定化、加えて長引く経済的停滞は深刻な社会保障財源の窮迫を招来しています。

さらには地域社会や従来の家族形態が変容し、まさに「単身生活者時代」ともいえる状況にあり、家族や地域の人々がお互いを支え合う力は脆弱になって人々を支え合う社会の構築が喫緊の課題であります。

この課題を解決に資するための「活動」=「地域福祉チャレンジ活動」に対して、助成を行います。

・地域福祉チャレンジ活動助成の趣旨

地域包括ケアシステムの展開、そして深化(高齢者を中心に全世代支援・交流を志向)につながる活動へチャレンジするための助成を行います。

従来本財団は、認知症高齢者へのサービス開発と支援づくり、在宅福祉サービスの開発・整備等地域包括ケアシステム実現に向けて時代に先駆けた介護・福祉事業への助成を行ってまいりました。これからの助成事業の一部は介護保険制度を中心とする高齢者福祉制度に反映され、多様な事業主体が参入した様々な取り組みが広く展開されてきました。

そして、今、「人生100年時代の社会システム・持続可能な地域づくり」へ向けて何よりも求められていることは、地域包括ケアシステム(地域での継続的自立を支える)の推進、さらには高齢者、障がい者、子どもなど地域のすべての人々が、一人ひとりの暮らしと生きがいを、ともに創り、高めあう、地域共生社会の構築です。

とりわけ、新型コロナウィルス感染症の影響を踏まえた新たな生活様式、地域における新たなつながりのあり方が求められており、今後の地域包括ケアシステムに活かしていける、先駆的で汎用性の高い活動へのチャレンジに大きな期待を寄せております。

・地域福祉チャレンジ活動助成テーマ

地域包括ケアシステムの展開、そして深化につながる次の5つのテーマのいづれかに該当するチャレンジ活動を募集します。チャレンジとは「新規の活動」または「現在実践している活動の新たなステージへの展開」です。

1.福祉施設や福祉・介護・リハビリテーション専門職と地域住民の協働によるインフォーマルなサービスづくりへ向けてのチャレンジ活動

2.認知症(若年性認知症を含む)のひと、家族と地域住民が共に行う安心、安全に暮らせる地域づくりへ向けてのチャレンジ活動

3.人生の看取りまで副k無生活支援につながる実践へ向けてのチャレンジ活動 ※日常生活支援、身元保証、死後対応等

4.高齢者単身、家族介護者を含めた複合的な生活課題に対する(家族への)支援につながる実践へ向けてのチャレンジ活動

5.高齢者、障がい者、子ども等全世代交流型の活動・就労の機会提供、社会参加づくりへ向けてのチャレンジ活動

■対象団体

①助成テーマにチャレンジする意欲がある団体

➁他の団体・期間、住民組織等と協働で活動する団体

■助成期間

2022年10月より2年間

■助成金額

最大400万(1年最大200万)

■応募締切

2022年5月31日 当日消印有効

詳しくは、(公財)日本生命財団