4月のまちづくりミーティング「協働のイロハ」開催報告(4/14実施)
2021.4.29

令和3年度、第1回目のまちづくりミーティングは「協働のイロハ」と題し、ゲストにNPO法人ぜんしん理事長の柳川さんをお招きして開催しました。

 

実施日:令和3年4月14日(水)18:00~20:00

参加者:5団体6名

 

はじめに当センター長の坂田より「協働について理解を深めよう」というテーマで、協働に向けた社会の動き、協働事業の4つのポイント、協働事業のプロセス等について説明がありました。

続いて、NPO法人ぜんしん柳川氏より、協働事業の事例紹介として、青少年課、図書館との協働の様子、メリット・デメリットについてご説明いただきました。

その後、参加者の方からの質疑応答、また参加者同士による情報交換を行いました。

 

NPO法人ぜんしんの理事長 柳川さんは平塚市の青少年課(H28-H30年)、中央図書館(H31-現在)と協働事業を行っています。

 

その経験を踏まえて団体が準備しておきたいことをお話いただきました。

 

<柳川さんのお話しから>

①団体の思いだけで提案しても話は進まない。

→行政の課題を踏まえて、団体の得意としていることを提供できるように話し合いをしていくと良い。

 

②協働は長期的に話し合いが必要で、青少年課と2年・図書館とは1年半の情報交換を進めた。

→市の職員の異動で頓挫しそうになった時は心が折れそうになったが、何とか協働に繋がった。

楽な話はないので、苦しくても仲間とやっていくことが大切だと思う。

行政の職員の中に団体と同じ課題意識を持った人<仲間:味方>をみつけられると連携が取りやすくなるので、何度も足を運び、話し合いを重ねることが重要ではないかと思う。

 

次に、メリットとデメリットについてご説明いただきました。

〇メリット

・行政は、自立支援のノウハウを得ることができたのではないか。

・団体は、団体の活動を市民の皆様に広く知ってもらうことができた。

・行政と協働することで信頼度が高まる。ワンストップで相談が受けられるようになった。

〇デメリット

・団体としては当初の計画に基づいてイベントを開く必要がある。実施をすることで見えてくることがあるにも関わらず、回数を柔軟に変えることが出来いなのは大変な点。

・中間最終の書類作業が多くなるのはデメリットであるが、成果物として団体の手元に残っていくことはメリットと言える。

<全体を通して参加者の感想>

・協働の基本がわかりとてもよかったです。

・「ぜんしん」の発展の様子が聞けてよかった。いろいろと努力されていることが伝わってきた。

・市民活動は、やはりつながりが大切だと思った。自分たちが専門性をもって活動していても、自分たちの中だけでやっていては広がらない。応援も得られなない。いかに広くつながって、その人たちの助けを借りながら、こちらの力も提供する。そうした関係をいかに築くかが大切なことだと思う。

 

ミーティング終了後、ぜんしんと参加をした2団体の話し合いが進み、その後情報交換を進めていると伺いました。

協働のまちづくりを進めるには、いくつもの協働の事例を重ねることが重要です。協働に対する関心を深めていくためにも、このような場をこれからも作っていきたいと思います。

協働事業に関するお問い合わせも、受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

 

 

ひらつか市民活動センター スタッフ一同