居心地のよい「場」のつくり方 第1回開催報告
2018.3.23

居心地のよい「場」のつくり方 第1回開催報告

参加者:45 名(定員 30 名)
平成28年12月23日(土)13:30〜16:30

今、多様な人々とのつながりを求めてコミュニティカフェや子ども食堂など、さまざまな 居場所づくりが活発に行なわれています。市民活動支援講座では「場づくり」の権威と言 われている NPO 法人れんげ舎代表理事の長田英史さんを講師にお迎えし、「場」のつくり 方の基本を学んでいただきました。当日は、定員 30 名を大幅に上回る方々にご参加いた だき、「場づくり」の関心の深さを実感しました。

講座の概要

第1回目のテーマは「場づくりの基本と会議のやり方」です。団体の組織構造は2階建 てになっており(1階部分:活動を支える運営の場、2階部分:活動の場(当日の場))、 大抵2階部分に力を入れている方(団体)が多いのですが、実は1階の部分を丁寧に作っ ていかないと活動の場そのものも上手く回っていかない等、組織運営の基本のお話と会議 のやり方について学びました。

会議のやり方では
●提案→質問→意見→修正→承認という基本のプロセスが重要であること。
●提案の目的を皆で共有し、わからないことは必ず質問し、全員納得で決めること。
●特にフラット型組織については、会議体こそが意思決定の場であること。
●一人ひとりが平等に権利を持ち、等しく責任を持つことを理解すること。
●会議の後に文句や愚痴を言わないこと。
●会議のやり方、決め方が定着してくるとそこに主体性が生まれ、活き活きとした場ができる。案外わかっているようでわかっていなかったことを改めて認識する機会となりました。

参加者満足度96.5%

日々の活動の中でなかなか思うように進まない、このままでいいのだろうかと悩む団体 さんは結構たくさんいます。「みんなで納得して決める」ということが実はできていなか ったり、組織運営の基本を改めて紐解くことで、新たな活路を見出したという方が多かっ たと思います。期待以上の講座だった、という高い評価をいただき、次回への期待が高ま っています。

参加者のアンケートから

・先日の会議がなぜ失敗だったのか、納得できました。市民活動団体ならではの問題(あ るある!)分析が大変実用的でした。次は失敗しないぞ〜!!
・様々な経験値からのケースを紹介され、理解度が向上した気持ち。特に納得のプロセスにおける重要性と、それに関わるアプローチが興味深かった。
・団体の運営会議の進め方や決定の仕方にモヤモヤすることが続き、とてもタイムリーな 内容で大変勉強になりました。自分のあり方についても反省する部分が多くありました。
・会議のやり方は具体的で事例なども交えて話をしていただいたのでわかり易かったで す。そういうことで場が変わるということも分かりました。
・これから仲間と場つくりをしようと思っているので、とても参考になりました。まだ立 ち上げの前にこういう機会をもらえてラッキーでした。ありがとうございました。
・意思決定の場である会議について、思いあたることが多々で大変参考になりました。本 当に思っていることを出せているか、出してもらえているか、今後強く意識して活動していきたいと思います。
・客観的な立場から、組織の成り立ちを紐解いていただいて心がほぐれました。
・活動の場を成り立たせたいという思いが強くなりました。ありがとうございました。