市民活動応援講座「SNSを活用した資金調達のコツ」(9月22日)開催報告
2019.9.28

9月22日(日)「SNSを活用した資金調達のコツ」講座を開催しました。

第1部は、講師にNPO法人 平塚のら猫を減らす会 理事長の平田 昇さんをお迎えし、SNSを活用してどのように活動資金を調達しているのか、その方法についてご説明いただきました。

平田さんは、団体の活動は日ごろからWEBやSNSを活用し情報発信していくことが重要であると、以下のようなポイントを示してくださいました。

①HPの開設は必須
・情報発信をする事で仲間を増やす。
・クレジットカードで寄付が出来るようにする。リンクも収益になるので発信しながら収益につなげると良い。

②Facebook、Blog、Twitter、Instagramの活用
・Facebookを基軸としてそれぞれの特徴を生かし情報発信し、友達・いいね・フォロワーを増やし、そのフォロワー等をいかに寄付者として引き込むのかに力点を置く。
・友達を増やすとその友達まで拡散し、結果ファンを増える事で寄付も集まりやすくなる。
・同じような活動団体に読者登録をする事により、興味を持った人が登録してくれるのも大きなメリットである。
・Blogの記事、内容はぶれない、活動は必ず報告記事としてあげる。

③アナログ活動
・バザーの開催、毎月末(給料日後)の街頭募金の実施、チャリティーカレンダーの販売、会報の発行(振込用紙同封)

 

NPO法人化する前と後では、街頭募金額・寄付額が1.5~2倍に増えているそうです。その大きな要因はWebやSNSによる発信力の強化によるものとのこと。

「何でもやってみること、本気で取り組むことが大切」という平田さんの言葉は、参加者のこれからの活動の後押しにつながったように思います。

参加者からは、ホームページを一日も早く立ち上げたい、Web活用を考えたい、とてもわかりやすく説明していただき元気をもらえたという声が上がりました。

 

第2部は、日本郵便年賀寄附金配分事業説明会として、本社総務部の竹山さんよりご説明いただきました。

年賀寄附金配分事業の案内に続いて、助成金の書き方・そのポイントに重点を置いて説明がありました。
・海外事業・任意団体は対象外。資金繰りの厳しい団体を優先している。
・JPの助成金申請に対する採択率は24.8%(全国平均10%)と高い。
・申請期間は9月9日~11月8日まで

申請書記入のポイント
・指定された文字数は必ず守る。別添も不可。
・専門用語は多用しない。
・課題に多くを割かない。
・成果目標
・ホームページ、SNS等の更新は必須(審査員は良く見ているとのこと)

竹山さんは、助成金は、申請書を元に採択するか否かを決定するため「自分たちの思い」を伝えるのではなく、助成元が何を求めているのかを考えて書くこと、中学生でもわかる文章で書くこと、整理して書くことが重要、と話されました。

 

熱心に耳を傾ける参加者の皆さん。講座終了後も講師を囲んで情報交換が進みました。

秋は助成金申請シーズンですね。

申請を検討している団体さんは、センターまでお気軽にご相談ください。