第3回NPO@リレートーク開催報告(6/29)
2021.7.8

NPO@リレートーク3回目は、家庭の生ごみを活かして楽しむ事を提案して生ごみの自家処理を家庭に広め、食の循環を進めることでまちづくりやごみの削減活動を行っている「ごみを活かす会」の代表の小林正治さんをゲストにお迎えしました。

『土からもらった恵みを土に還す』をモットーに、生ごみを大切な資源として堆肥づくりに活用して土に戻します。「食の循環を孫まで繋いでいこう」とSDGsに基づく地域循環型社会を目指しています。

はじめに小林さんから、この活動を始めたきっかけ、「SDGs」No17の重要性の再認識について、子どもたちへの啓蒙活動の実施状況について、最後に生ごみ堆肥化の実際についてお話を伺いました。開始前にSCNケーブルテレビで放映されたビデオ(ごみを活かす会の活動の様子、ごみの堆肥化の様子など)を観ていただいたこともあり、小林さんの説明がより分かりやすかったようです。

中央奥が代表の小林さん

 

会場内は活動の様子がわかるパネルをご用意いただきました。

 

参加者からの質問に対しても、明瞭な回答がいただけたとあって、満足度の高い会となりました。

 

【質問の例】

Q:化学調味料・油が混在していても堆肥化には影響はないのか?

A:大規模焼却場等は、影響は出ると考えられるが、一般家庭で出る化学調味料等には全く影響がない。

Q:魚の骨やアラは入れても大丈夫か?

A:分解しにくいため不向きである。

 

小林さんの話の後は、生ごみの堆肥化についてのデモンストレーションを行っていただきました。ごみを活かす会から真壁さん、厚見さん2名もご協力いただきました。

 

➀プランター法 ②お座敷法 ③土穴法の体験と質疑応答です。

 

生ごみが微生物によって分解された土はほかほかで柔らかく、自然環境の保全が如何に大切か、世の中に捨てるごみはない、と言われる所以が理解できたといった声も聞かれました。

【アンケート抜粋】

・市民活動団体の良いところを一般市民に知ってもらう方策が必要。

・SDGsの大切さを再認識した。

・大変勉強になった。是非自分でもやってみたいし、周りにも伝えたい。

 

実施日:6月29日(火)14:00~15:40

参加者:4団体4名、一般市民2名、センタースタッフ7名、計13名