第53回 博報賞(締切 2022/6/30)
2022.4.7

(公財)博報堂教育財団

「博報賞」は、児童教育現場の活性化と支援を目的として、財団創立とともにつくられました。「ことばの力を育むことで、子どもたちの成長に寄与したい」
そんな想いを核として、日々教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰しています。
また、その成果の共有、地道な活動の継続と拡大の支援も行なっています。

「博報賞」は、子ども達の学習場面・生活場面において「教育実践の活性化」を果たしているすぐれた活動を顕彰しています。

■活動領域
「国語・日本語・ことばの育成に関わる教育実践」と、「特別な配慮や多様なニーズのある子どものコミュニケーション活動を支援する教育実践」を軸に、以下の幅広い領域を対象としています。
●国語教育
・思考力、判断力、表現力、コミュニケーション能力など、広く「ことばの力」を育成する活動
・言語活動の充実、コミュニケーション能力の向上につながる活動
・日本語に親しみを持ち、伝統的な言語文化・地域の言語文化に関する興味関心を育成する教育
●日本語教育
・母語が日本語以外の子どもに対する日本語指導の実践
・日本語教育、日本語指導につながる場の形成、教材や指導方法の開発
●特別支援教育
・インクルーシブ教育の理念に則った教育的支援活動
・小中学校等、特別支援学校における教育活動
・教職員、学校による連携、自治体、親の会、NPOによる活動や研究会、障がい種ごとの教育研究活動
・長年、特別支援教育に携わっておられる卓越した個人の活動
・視覚・聴覚・言語に関する障がい、肢体不自由、病弱・身体虚弱(内部障害、難病含む)、知的障がい、精神障がい、発達障がい、情緒障がいなど様々な障がいがある子どもへの教育活動
●日本文化・ふるさと共創教育
・日本や地域の文化・伝統の学習を通し、国やふるさとへの愛着と誇りをもち、日本文化の継承・発展を担うと共に、それを表現し、伝えることのできる子どもを育てる活動
・地域の文化や地域について学ぶ中でその良さを見出し、発展させようとする人材の育成につながる活動
・地域への愛着や誇りを育み、文化や郷土を担う人材を育成し、地域の活性化にもつながる教育活動
●国際文化・多文化共生教育
・多様な文化の相互理解を推進し、日本語で共に学び、共に暮らし、共に日本で生きていくことにつなげる実践
・ 外国にルーツやつながりがある子どもへの教育的な支援活動
・「全てのひとは、違うところがあって当たり前」という価値観をもった子どもを育む活動
・多文化共生につながる教育的な活動
●独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動
・学校教育における取組…学校づくり、教育課程、年間指導計画、「総合的な学習的の時間」で探究する
取組、教材などの開発、組織の仕組みづくり
・地域社会における取組…地域や社会など、学校以外の場におけるさまざまな教育活動、教育活動の場の形成、環境づくり
・多様な団体の連携・協働による活動
・社会的な課題、現代的な課題に対応した学習や先駆的な取組

■候補者について
以下、すべての条件を満たす教育的な活動を行っている団体もしくは個人・日本国内での活動であり、日本在住の子どもを対象とした活動であること
・主に、 6 歳〜15歳が中心の活動であること、特別支援教育については、主に 4 歳〜18歳が活動の中心であること
・活動開始から 3 年以上経過していること(* 3 年目の活動は審査対象外となります)
※ただし、コロナ禍における新たな取り組みに限り、 3 年未満の活動も審査対象とする。
・過去に「博報賞」を受賞している場合、受賞時とは異なる活動内容であること
※団体・個人ともに、営利目的、または営利につながる可能性が高い活動、大学研究室を中心とした活動はご遠慮ください。
[団体] 各種学校、ボランティア団体、NPO、多様な主体の連携による組織など
[個人] 活動の草分け的な存在。中心人物として、活動を牽引してきた方など
*個人の場合、現在も活動を続けていれば、現職かどうかは問わない

■賞の内容
各受賞者に、正賞(賞状)及び、副賞(副賞金)を贈呈いたします。
◦博報賞  副賞:100万円 15件前後想定
・功労賞  副賞:   50万円
・奨励賞  副賞:   30万円
◦文部科学大臣賞 博報賞受賞者の中で特に優れた活動には、文部科学大臣賞が授与されます。

■締切

2022年6月30日(木) ※ 財団必着(Webはアップロード完了) ※推薦者資格を有する第三者による 「推薦」が必須 です。

詳しくは、(公財)博報堂教育財団